新宿駅最後の小さなお店ベルク
9.1.12
新宿ベルクの初の本、
「新宿駅最後の小さなお店」(P-Vine BOOks)
のために写真家でもある、同店副店長
迫川尚子が撮ったベルクの素顔。
朝ベルク!
9.1.12
JR新宿駅東口改札から徒歩15秒。
新宿駅最後の小さなお店「ベルク」
(開店準備風景)に
月刊「商業界」取材班が迫る!
巻頭から30ページ近く
にわたるベルク大特集、
誰より私たちが
ビックリしました。
あるところから圧力が
かかったとかかからなかったとか
噂も耳にしましたが、
ある意味応援で
記事にして下さったのです。
感謝!!!
左から、迫川、愛染(三男)、ノラカバ(次男)、店長(長男)。
迫川+井野3兄弟という大変貴重なショット。
編集部から会長(3兄弟の母)に贈呈された写真。
イヴ・イン・ベルク
9.12.27
(社員へのメール)
お疲れ様です!
昨夜(イヴ)は
客として参加しましたが、
店の味は食事そのものの味と
店の雰囲気(のミックス)なんだと
あらためて実感しました。
それはお客様とスタッフが
つくりだすもの。
誰もが言うことですが、
あんな窮屈な店なのに、
客としていると狭さが全く
感じられない。不思議です。
いやーやっぱベルク最高。
ごちそうさまでした!
(井野)
クリスマス!
気兼ねなくお酒が飲める日!!
3年前の2006年、インターフェロン
治療で春から秋にかけ半年間断酒し、
解禁の後は飲みモード全開になりまして。
イブの日は茅ヶ崎に冬の海を撮りに行って
いました。帰りはあてもなく歩いて。
飲めればどこでもよかったですね。
別に気取ったお店じゃなくても。
フランス料理とか予約が必要だし、
かりに入れても何か殺気立ってて
落ち着かなくて。どうせ高いお金払うなら、
ふだんの何でもない日にすればよかったと
後悔したこともあるのです。と言って、
あんまりハズレでも悲しいし…。
結局、年がら年中お祭りのような
ふだんの日のようなベルクへ
向かうことに。絶対安全!
絶対おいしい!!ですし。
そして、店長の言うように、
ベルク、最高!!!でした。
ちなみに、ベルク本の筆者プロフィールで、
遠くを見つめる(単なるヨッパライ?)
店長の写真は、その3年前のイブにベルクで
撮ったものです。それから毎年、イブは
ベルクで過ごすことにしています。いまだに、
2人一万円は達成できずにいるのですが
(レストランで4、5千円クラスのワインが、
ベルクではボトル一本分飲んでも千円台ですもん)。
今年は、隣の席に赤旗の記者の方が19の娘さんを連れて。
そのまた隣は昔ベルクの早番スタッフだった女の子
(高校生だったが、今は女盛りだ…)が彼氏と
待ち合わせ。向こうの席では4人家族が
恒例のくじ引き(ハズレなし)で
盛り上がっていました。
(迫川)
映像 by 迫川尚子
音楽 by 井野朋也
食材をしまう
10.1.8
毎日、
というより1日に
何度も、
鬼のようにベルクに
やってくる食材たち。
あんな狭い店の
どこへ消えて
ゆくのか‥
映像 by 迫川尚子
音楽 by 井野朋也
ベルク呼び込み
9.12.7
19年前、
背水の陣で
私は呼び込みを
始めました。
通行量が1日
数万人という
店に面した
JR新宿駅と丸の内線の
連絡通路にむけて。
新しく生まれ
変わった
「低価格
高コスト」
のベルクは、
1日1000人以上の
来客があって
はじめて成り立つ
業態。
通行人は
店の前を素通りして
いくばかりです。
まず
店の存在に気づいて
もらわないと…。
今でも、あの時
呼び込みを
しなかったら
店は軌道にのれたか
と考えます。
あそこは、
東京にいれば、
誰でも一度は通る
場所。
ベルクは知らなくても、
呼び込みの顔は
覚えている
という方もいました。
うちのスタッフが
呼び込みの最中、
セリフを噛んで、
アルタに向かう
タモさんにぷっと
吹きだされたことも
あります。
タモリに笑わされる
ことはあっても、
笑わせる経験はなかなか
ないのでは。
70年代(ベルクの
純喫茶時代)はジョンと
ヨーコもここを
通り過ぎていきました。
あれから19年、
うちの19才の
スタッフが、
サウンド付きで
呼び込みに
チャレンジする
映像をどうぞ。
(井野)
呼び込みのかわりを
クルチカ君が
つとめたことも
あります。
身長180センチ
くらいの
四面体の
くるくる回る
移動式電飾看板です。
パチンコ屋さんなんかの前で
よく回っている、
アレですね。
頭上にチカッチカッと
点滅する
ライトが付いていることから
クルチカ君と命名しました。
駅ビルからすぐ、
「下品」との理由で
撤去命令が出て。でも、
うちを含め3つの飲食店が
寄り添うようにしてある、
あの離れ小島のような一角が、
駅ビルの大改装でムーディーな
(暗い)雰囲気になってしまい、
通行人が足早に通り過ぎる
通路から全く目立たなくなって
しまったのです
(店長曰わく、
ベルクがフードコート案を
蹴ったことに対する駅ビルの
報復…だそうですが…。
詳しくはベルク本で!)。
何かアイキャッチが
必要ということで、
看板屋さんにおまかせしたら、
やってきたのが
クルチカ君でした。
私たち自身、
えっとたじろぎましたもの。
一応カフェなのに…。でも、
看板屋さんがカッティングシートで
ポップにカラフルに装飾してくれて。
くるくる回りだしたとたん、
ぱっと華やいで、
1日の来客数が
平均50人増えました。
あの一角の照明を明るくして
ほしいという(クルチカ君導入前からの)
私たちの要望を駅ビルが受け入れるまで、
5年間、クルチカ君はひたすら回り続けました。
十分過ぎるほど頑張ってくれたと思いますが、
その後中野のはんか亭という
ラーメン屋さんにお嫁入りして、
野外で風雪にさらされながら
更に2、3年お店のために
働いたのです。
毎年、今頃の時期になると、
クルチカ君にクリスマスの飾り付け
したのを思い出します。
(迫川)
映像 by 迫川尚子
呼び込み(パフォーマンス) by 遠藤宏至(サンミュージック所属)
取材中!ダンチュウ編
11.8.15
ダンチュウさんの取材。
「料理写真は時間との勝負だ」
ってぱっぱかぱっぱかこの日の
撮影ははやかった。さすがプロ!
カメラマンが私と同じ種子島出身
の方。なぜわかったかというと、
店に入るなり種子島の匂いが
したんですって。なんという嗅覚!
(迫川)
写真 by 迫川尚子
音楽 by 井野朋也
ベルクにサトウキビ
10.10.20
雑誌「うかたま」さんの取材を受けたときに、
幼い頃、種子島の畑でちゅうちゅう吸った
サトウキビの爽やかな甘さが私の味の原点と
いう話になって、編集の中田さんが、会社
(赤坂)の屋上でも栽培していますと、後日
店に持ってきて下さいました。さっそく、母
と吸いました。母がまぎれもなく野生動物で
あることを確認しました。ふつうの人には
あんなふうに齧れない。ふわふわと細胞の
ような丸い形をした味でした。
(迫川)
http://shop.ruralnet.or.jp/blog/?date=200909#mokuji233
季刊「うかたま」
映像&写真 by 迫川尚子
音楽 by 井野朋也
川上譲治展とX'mas BERG
11.1.11
映像 by 迫川尚子
ベルク通信2010年12月号
ストリッパー牧瀬茜、ベルクで(と)踊る