street.stb of 写真とベルクのあいだでⅢ

六本木

11.6.30





去る6月25日土曜日、
下北沢のジャズバー「レディ・ジェーン」の店主、
大木雄高さんの出版記念パーティーが、
六本木のSTB139で開かれました。
私は会場がレディジェーンと思いこんでて。
いったことがないので、チャンスと。
「午後5時半開宴」だから。
レディ・ジェーンの通常営業開始時刻は夜7時。
お子ちゃま(年中朝4時起き)な私たちには覚悟の要る時刻。
しかし、迫川が、レディ・ジェーンじゃないよ、と。
確かに大人数でライブ演奏もとなると、
この六本木のライブレストランが最適でした。
いや、素敵なところでした。
タバコ吸えるし。
レディ・ジェーン、いつかきっと)
大木さんの本、タイトルが
「下北沢祝祭行ーレディ・ジェーンは夜の扉」
松田優作ゆかりのお店だけあって、
発起人も原田芳雄、青山真治、石田etcと錚々たる顔ぶれ。
芸能人の顔を何人も確認しましたよ。
昨年のベルク開店20周年記念パーティーで、
一口も食べられなかった私(主催者とはそういうもの)は、
挽回を狙って料理、お酒、いただきました。
「何十年に一回くらい(こういうのも)いいでしょう?」
と照れ気味な大木さんと握手。
ステージでは、西村雅彦さんと松田みゆきさんが本を朗読。
迫川は、本の表紙も担当した黒田征太郎さんと名刺交換。
乾杯の音頭をとった荒木経惟さん(アラーキー)にもご挨拶。
初対面だったのですが、ベルクのことも迫川尚子のこともご存知で。
「知ってるよ~!」と無邪気にふんぞり返って。
「新宿いいよね!」
「森山よりいいんじゃない?」
予期せぬ展開に、迫川は笑顔で手をふるだけ。それから
最後の言葉はどういう意味だったのかとしきりに私に聞くので、
森山大道さんの「新宿」より「日計り」のほうがいいという意味だよ!
とはっきり答えたら、卒倒しそうになってた。




(井野)






写真 by 迫川尚子
音楽 by 井野朋也







歌舞音曲エッセイ『下北沢祝祭行/レディ・ジェーンは夜の扉』出版記念パーティー&ライブ

下北沢祝祭行―レディ・ジェーンは夜の扉 [単行本]

jazz bar LADY JANE

STB139

























June Rhapsody

11.6.20




写真 by 迫川尚子
音楽 by 井野朋也