street.9 of 写真とベルクのあいだでⅢ

2009.11.12 酉の市

9.11.13

酉の市の靴の紐


イノ(店長)「日本で、ビル・マーレイ的な味わいが出せるのは、この柴崎のおやっさんくらいでは?」
サコカワ(副店長)「そうねぇ…まあ、他の熊手屋さんがみんな羽織着てるのに…」
イノ「一人、アディダスのジャージ」
サコ「毎年、その柴崎・マーレイさんから新しい熊手をいただいて、三本締めするんですが、一回だけ、店長が喘息の発作で来れなかった年がありました。そしたら、お手を拝借、というときに紐がほどけちゃうの。私の靴の。マーレイにそれじゃダメと言われて、結び直すんですけど、またほどけちゃって。結局、ほどけたまましましたけど」
イノ「もう一人はどうしたんだって、神様のメッセージかな」
サコ「それから酉の市には紐靴をはかないようにしてるんです。今回はうっかり紐靴でしたけど」
イノ「ほどけなかった?」
サコ「ほどけませんでした!」
イノ「最後の写真は、私の携帯写真ですが、5年前と何も変わらない」
サコ「髪の毛があるかないかのちがい」
イノ「映像をご覧いただければ、おわかりになりますが、酉の市では私たちはいつもここで飲んでいます





写真&映像 by 迫川尚子
音楽 by 井野朋也









2010.11.19 酉の市
(新宿・花園神社)

10.11.23


すが秀実さんによる萩原健一のインタビューが面白すぎて、頭の中ではずっと、「祭ばやしが聞こえる」が鳴ってました。私にとっては「傷だらけの天使」に続くショーケン主演のTVドラマ。当時は話題になりませんでしたが、大好きで、柳ジョージが歌うテーマソングを自転車に乗りながらよく口ずさみました。競輪選手の話でしたし。高校生だった私は、毎日自転車通学してたんですね。中野から、まだ米軍基地が残る荒涼とした光が丘へと。



(井野)






写真&映像 by 迫川尚子
音楽 by 大野克夫