店長の「アホフェミ」発言

私の「アホフェミ」発言も、炎上を広める材料になりました。確かにあまりお上品な言葉ではありません。ただ私の「アホフェミ」にはカギ括弧が付いています。元しばき隊リーダーの野間易通さんの言葉を受けた形です。世の中には「アホフェミ」なるものがいるのかと。
ベルクはある意味、フェミニズム・カフェです。営業目的の一つは「女性が一人でも気軽に立ち飲みできる店」ですし。現在、あの小さな店に社員が12名。たまたまですが、男女比が6対6で半々です。女性も男性も個性派ぞろいで、のびのび働いています。家族経営の壁を取り払い、夫婦別姓、兄弟別姓が当たり前。それにうちのスタッフはすっぴんの女性が多い。彼女たちに化粧を強要するものは誰もいません。化粧しようがしまいが、刺青を入れようが入れまいが、髭をはやそうがはやすまいが本人の自由です。ついでに言えば、BGMでかかる音楽も女性アーティストが多い。こじつけと言えばこじつけですが、しかしそれらはフェミニズムと全く無関係とも言えないのです。
根も葉もないデマにのって誹謗中傷を浴びせ、言い返せばそもそも無礼なことをしたお前に非があると叩くのは、レイプ被害者を「無防備な格好をしていたお前にも落ち度がある」と責めるのとどう違うのでしょう。フェミニズムが一番やってはいけないことではないでしょうか。女にとっても男にとっても理不尽で窮屈な男社会の変革を目指すフェミニズムは、私にとって若い頃からとてもお世話になった重要な思想であり運動です。セカンドレイプまがいなことまでするツイッター・フェミニズムの方たちをフェミニズムとは到底認め難かった。
が、それもフェミニズムのうちと受け入れた上で問題化しなければならないというのが野間さんのお考えです。確かにその方が誠実です。「アホフェミ」もそこだけ抜き取ればただの罵倒ですが、話の流れから「フェミニズムはフェミニズムでも、アホな(理論なき)フェミニズム」というニュアンスを持ちました。それをツイッター・フェミニズムに対する批判として真摯に受け止めた人もいましたが、当のツイッター・フェミニズムにとっては店叩き、店員叩きの格好の材料でしかありませんでした。まさに理論なきフェミニズムです。(店長)


→デマにのっかる作家 笙野頼子
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ベルクを叩いた「ツイフェミ」の多くが次にやらかしたのはトランス差別でした。

目を疑いました。
トイレは使うべき人が使うものでは?