世界一の乗降客数を誇る新宿駅。
その東口の片隅に唯一残った小さな個人店、
Beer & Cafe BERG(ベルク)。
利用客、スタッフ、職人たちとのnetworkで
今も再開発の嵐に耐えています。
その共同経営者の一人(副店長)であり、新宿
の街を20年追い続けてきた写真家でもある
迫川尚子の公式サイト
「写真とベルクのあいだで」
ユニークな食の本として話題になった「食の職」
や写真集「日計り」の裏話、
西口にかつてあった段ボール村の貴重な記録、
職人たちのインタビューなど、
日記、フォトムービー、写真を織り交ぜながら
ご紹介致します。
プロデュースは私ことベルク店長井野朋也が
担当しております。
よかったらぜひ、ゆっくり覗いていって下さい。
(下にENTERボタンございます。)
photo. by Naoko Sakokawa
music by Tomoya Ino
BTSとベルク
「沼に落ちた」のは昨年なので、私はファンとしてはまだ新米です。そうです、BTSの話です。BTSはルミネエストさんがとっくにコラボしてますし、大人気なのは知っていました。なぜ突然落ちたのか言葉にするのが難しいのですが、緊急事態宣言が出て仕事も生活も大幅に制限され、それでも生きていくしかありませんから夢中で目の前のやれることをやるじゃないですか。もしそんな状況でなければ、ここまでBTSに魅せられていたかどうかわかりません。状況に関係なく、彼らのパフォーマンスは芸術だと今の私は言えますが、なぜそんな風に思ったのかと言うと、うちの店長がBTSは心の闇に光が射すように踊ると一言漏らしたんですね。あ、落ちたなと。本人は否定してますが。私もBTSがいるからここまで頑張れたのかなと思ったのです。私の場合、まずダンスですね。テレビをつけたらたまたま19年のMMA(韓国の音楽授賞式)でジミンが「I NEED U」を天使が舞い降りるように舞っていて、それが最初の出会いです。BTSが踊らされているアイドルでないことは一目瞭然でした。よく言われるように、BTSに一度興味を持つとアーカイブが豊富で日々更新されるので目が離せなくなります。そこで歌詞の意味や彼らの考え、スタンスを知ることができます。一つ一つの言葉や仕草に感銘を受けたり共感したりもう大忙しなのですが、最初の直感が間違いでなかったと確信するようになります。彼らは売れさえすればいいという売り方をしません。これだけ世界的に売れても今の時代を生き苦しくしているものは何か、その中で表現するとはどういうことか自問し、もがき、ファン(アーミー)と共に答えを見つけていくという姿勢を貫いています。BTSとは一つの社会現象、社会運動なのです。スケールが違い過ぎますが、ベルクにも通じるものを感じます。何人かのスタッフが既に沼に落ちています。そしてアーミーならご存知のように今月は2日、BTSデーがあります。その日はもぐうさこと大山の編集でBGMは全曲BTSが流れ、特別メニューもご用意します。あなたも沼に落ちてみませんか?
(迫川)
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WBの表紙を飾ってきた迫川尚子が、そのWBで
「迫川尚子の食日記」というコラムを始めます!
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ベルク副店長迫川尚子が、現代写真研究所講師に。筋金入りの講師陣の仲間入り!暗室から最新技術まで使って学べる。写真集が努力次第で作れる。写真で何か表現したい方、ぜひ!なんと!30歳以下授業料半額です!