ベルク本第3弾!『味の形』!

  私たちはよく店をバンドに例えます。私自身は自分でバンドを組んだことがありませんが、うちの店長は若い頃バンドマンで、今でも酔っぱらってビートルズの話をよくします。またかーとは思いますが、バンドでしか出せない音があるというのはわかる気がします。ビートルズも、あの4人がそろわなければあの音楽にはならなかった。予めこういう音楽にしようと決めて、それに合わせて演奏者を集めたらそれはバンドとは呼べない訳です。うちもそうです。例えばこのソーセージとパンとコーヒーは、それぞれ職人たちのこだわりの味ですが、職人たちはお互いにお互いのファンで、お互いの味に合わせて味を決めます。うちでこれがベルクの味だと決めるというより、この職人たちのアンサンブルによって決まるのです。この話、最初に店長がベルク本にさらっと書きました。私たちにとっては当たり前のことですが、雑誌の取材等を受けてわかったのは、職人はベルクに雇われて働いていると思う方が多いということです。違いまーすと打ち消しますが、「じゃー業者さん(下請け)?」と聞かれます。それも違うんです。元々、職人たちはそれぞれ自分の店をもつ店主です。私たちはバンドのメンバーを集めるようにそれぞれのお店を回って、何か一緒に面白いことやりませんか?とお誘いしました。つまり縦(上下)ではなく、横の関係なんですね。そこがわかりにくいみたい。それで私は「食の職」という本を書きました(今年、筑摩書房で文庫化されました)。それぞれの職人が主役で、ベルクはその連合体なんだということをわかって頂きたかったのです。で、もう食の本は打ち止めにするつもりでした。ところがこの本でちらっと触れた、私には「味の形」が見えるという(共感覚的な)話にビビッと反応する方がいました。名ブログ「美味しい世界旅行。」の管理人、よさんです。その方が私にインタビューした(6万語も喋ったようです)本が今月急遽出ることになりました。タイトルも、ずばり「味の形」(ferment books)!表紙は坂口恭平さん!店長曰く「迫川尚子らしさが最も炸裂した本」です。よかったらぜひ!


↑なぜ、今、ダンボール村なのか


↑バッジ!


↑ダンボール村とベルク


↑ダンボール村の住人


↑NPO自立生活サポートもやいHP