芸能人の手土産に使われることでも有名な「パティスリー ラフルッタ」。どこか懐かしい昭和レトロな「経堂すずらん商店街」にある手作りケーキのお店です。契約農園の自然卵を使い、添加物やベーキングパウダーを加えずに焼き上げ­るロールケーキは優しい甘さ。口に入れた瞬間、しっとりきめ細かい生地と生クリームのコクがふんわりと広がります。
制作著作:イッツ・コミュニケーションズ(株)
ベルクにケーキがやってきた!
ふだん、わたしは料理に砂糖を使いません。砂糖は保存料がわりになるといいますが、火を通すとか冷蔵庫に入れるとかすればまず問題ないですし。
スキヤキに砂糖ですか?たしかに。ただ、いいお肉だとちょっともったいないかな~とも思います。砂糖でやわらかくする必要もないですし。甘い味付けといっても、素材がよければ素材の甘みがありますし。
お店でも砂糖が使ってそうなものはなるべく頼みません。思いもよらず、「卵焼きは砂糖が入ってあるのとないのとあるけど、どっちがいい?」と聞いてくれたお寿司屋さんがありました。迷わずない方と答えました。ふつう入れますよね?と聞いたら、「お客さんもたいていある方を選ぶね~」とのことでした。
料理のレシピ本も、砂糖を入れるのは前提みたいになっています。「丼ぶりの具は甘くしないといけません」と書いてある本もありました。お好みですよね。いけませんということはないのでは?親子丼も玉ねぎで十分甘みが出ますよ。肉じゃがだって、豚のしょうが焼だって。
以前あるお店のランチサービスで1500円の親子丼を食べたら、ものすごく甘い味付けにがっかりしたことがあります。劣悪な素材をごまかすため?なはずがありません。夜は高級和食屋で日本酒にもこだわっているお店ですから。だいたいご飯そのものに糖分があるのです。それでいいのではと思うんです。ちょっとがっかりです。
それでいて糖分ゼロの缶コーヒーが流行ったり……。糖分の代わりに別の化学物質が入っているのだとか。糖分が不要なら、その代用も不要では?
はい?砂糖が嫌いなのかって?健康のためかって?
とんでもありません。私がふだん砂糖を取り入れないようにしているのは、ひとえにケーキのためなんです!ケーキをわき目もふれず食べたいからなんです。
ケーキは甘くていい。むしろど甘いくらいがいい。
ケーキに素朴さを求めません。ケーキにはケーキの世界があるんです。カロリーのこととかとりあえず抜きにして、その世界にどっぷりつかりたい。
私のオシャレ心をくすぐる、夢のようなケーキはどこ?
そうしたらうちのお客様で、偶然にもうちと同じ小林養鶏さんの自然卵を使ってケーキを手作っている方がいました。
どんな?ロールケーキとシフォンですって!ケーキをご存知の方なら頷かれるでしょう。ロールケーキはケーキの基本。料理におけるオムレツみたいなものです。卵と小麦粉と砂糖ですから。ロールケーキがおいしければ本物。
食べたい。いただきました。えっ!今まで食べてたロールケーキは何だったの。生クリームはホワホワ~ショコラは生チョコみたい~抹茶がこれまたエッセンスがきいてて~く~っ!
すみません、一人で興奮してます。私の探していたケーキが向こうからやってきました。ベルクのショーケースに今月から並びます。一目ご覧いただくだけでも。どうです?美しいでしょう?ぜひぜひお試し下い。この興奮を早く皆様と分かち合いたい!
迫川